食料品を受け取る学生
「ごはん、ごはん、うれしい」
中身は、近大が企業と開発した「健康米」や、完全養殖に取り組む「近大マグロ」を使ったみそ汁など10種類です。

学生
「スーパーに行っても高い。Q仕送り少ない?いやそれはない。バイト代でがんばっています」
「仕送りは5万円くらい。Q仕送りだけでは足りない?そんなことはない。無料配布は助かる」

「仕送りは2~3万円。Q足りない分はアルバイト?そうですね」
「野菜高いなと思って最近食べていない。外食を控えるようにしています」
「お米が高くて困っていたのでごはんをもらえてうれしいです。Q仕送りだけで足りないと感じたことは?あります。Qそういう時どうする?食べるのを我慢します」
近畿大学 広島キャンパスでは1年前、学食で一部のメニューが最大50円値上がりしました。

食堂を利用する学生
「結構、きついですね、コンビニと変わらなくなったので」
淀川食品 近畿大学工学部事業所 北山敦紀 店長
「食材の高騰、学生のことを思うとやっぱりできるだけ避けたかったんですけど、値上げせざるを得なかったです」

大学生協が、全国30大学の学生約1万人に実施した2023年の調査によりますと、▽マンションなどで一人暮らしをする学生の「仕送り」の平均額は1か月7万120円。コロナ禍の影響で6万円台に下がった前の年より、およそ2500円、増加しました。また▽1か月のアルバイト収入は3万6110円。▽家賃などの「住居費」は5万4130円でした。(※全国大学生協連 学生生活実態調査2023年調べ)
調査した「全国大学生協連」は、生活費を抑えるために、学生たちは「食費」を減らす傾向があると指摘します。

全国大学生活協同組合連合会 広報調査部 大築 匡 部長
「支出を抑えたい項目というと『食費』が常にナンバーワンなんですよ。工夫して自炊をして食べるのなら全然いいと思うんですね。これが例えば回数を減らしますと。そういうことをやって欲しくないんですね」