広島県福山市の通信制高校のキャンパスで同級生3人を殺害しようとしたなどとして、広島地検福山支部は5日、当時高校生だった少女(17)を、広島家庭裁判所福山支部に殺人未遂と銃刀法違反の非行事実で送致しました。
地検によりますと、少女は5月21日午前、福山市にある通信制高校のキャンパスで、同級生3人(当時15~16)の腕や背中などを逆手に持った刃体約12cmのナイフでそれぞれ数回突き刺し、殺害しようとしたなどとされています。
認否について、地検は明らかにしていません。
3人はそれぞれ全治1週間から加療2週間ほどのけがをしましたが、命に別状はありませんでした。
少女は、6月6日から9月1日まで鑑定留置されていましたが、地検は刑事責任能力を問えると判断し、家裁に送致したとしています。今後は、家裁での処分が事件の焦点となります。
高校によりますと、この少女は保護者から届け出がありすでに退学しているということです。