佐々木泰 選手
「食べる量もそうですね。けっこう食べましたね、2人で。なんかあおり合いながら『もう、そんだけ』みたいな感じで言い合いながら、よく食べていましたね。寮のご飯でもそうですけど、よくいっしょに2人で焼き肉とかも行ったりするので、そこでいっぱい頼んで食べたりはしてました。『小・中・大・メガ』ってあるんですけど、メガはもうお椀にさらに盛っているような、本当に “日本昔話に出てくるようなご飯” が盛り付けされるんですけど、それとまた大ライスを頼んだりぐらいは食べていました」

3年生になった佐々木は、トレーニングの成果でスイングは強くなるも、秋のリーグ戦からマークが厳しくなり、思うような成績が残せない時期が続きました。

一方で、練習パートナーの西川は、3年生からブレイク。4年生の春には侍ジャパンのトップチームにも呼ばれ、一躍全国へその名を轟かせました。

西川史礁 選手

佐々木泰 選手
「もちろん、くやしい気持ちもありましたし、このままではいけないっていう危機感もありましたし、その中で(西川)史礁がいてくれたおかげでここまで食らいついてがんばってこれたというのがあるので、本当にいいライバルというか、仲間を持ったなっていうのを感じます」

グラウンドの中でも外でもいっしょに過ごす親友が、一気にドラフトの目玉選手になる中、その成長曲線を一番近くで見てきた佐々木。

調子が上がらない中でも腐らずに努力を続けた結果、6月の全日本選手権でMVPの活躍。そしてカープからドラフト1位指名の評価をされました。