地下壕の内部構造についても、1979年に作成された図面が、隣接する造船会社で見つかりました。国道を移転する際に安全確認のため、地下の調査を実施したと思われます。


この図面によると最も大きな空間は、幅15メートル、奥行43メートル、高さ8・8メートルのかまぼこ型で、「電話交換所」よりもはるかに大きいことが分かります。


今回調査したのは図面上の黄色部分で、ブロックの奥には青色で囲まれた巨大な空間が広がっていることが確認できます。


「相当、大きいですね、こりゃ」
「これが多分、証言された通信の方が作業してただろうという所ですね」

その後の調査で、地下壕の最も大きな空間は、上部に造船会社の道路があり大型車が通行することから危険性があるとして、埋め戻したことも分かりました。