今回の調査では、積み上げられたブロックのため、奥まで行くことができませんでした。しかし、見つかった図面と計測した数値と位置が正しいことが確認されました。
広島工業大学 光井周平准教授
「図面で見たりとか入口から写真を見るだけでは分からなかったですけど、実際に入って見て、コンクリートと構造物としては、かなり良好な状態で残されているのが分かったので、これからコンクリートの性能であるとか用途の解明も含めて研究を進めていきたいと思います」

呉工業高等専門学校 上寺哲也准教授
「ものすごくきれいでした。中がですね、100年近く経っているのにこんなにきれいだと思いませんでした。できれば、ロボットを入れて下の方にまで調査範囲を広げていきたいと思ってます」
調査チームは、今後、地下壕のコンクリートの材質や強度を調べたり別の空間も調査したりすることにしています。