宮中行事の「新嘗祭」に広島県から献上するコメの稲刈り神事が北広島町で行われました。

ことし広島県からコメを献上するのは北広島町の集落法人「ファーム阿坂中」です。

約20aの田んぼで育てたコシヒカリが実り稲刈りを前に神事が行われました。まず地元の女性が扮する刈女(かりめ)がカマで稲穂を刈ります。このあと刈った稲穂を束にして祭壇に供えました。

ファーム阿坂中 平岡正矢組合長
「(猛暑で)高温障害が出るかなと思ったが、例年になくいいコメが出来た」

この1年は集落にとってもいい年だったそうです。

平岡正矢組合長
「米価が高くなったので、少し貯金ができる。未来への投資にして行きたいと思っている」

最後に地元神楽団が五穀豊穣を願う演目を上演し祭りに花を添えました。献上米の稲刈りは来週、行われ皇居へ納められます。