
ホテルのスタッフが、販売の準備を進めていきます。こちらでも新入社員の姿が…。

新入社員 船田萌さん
「初めてでドキドキです」
そして、もう1人。報道対応しているのが、広報に配属された新人です。

新入社員 岡村美和さん
「もともとの日替わり4種にプラスして、数量限定のシャインマスカットが入って合計5種類」
テキパキと現場対応していました。

今回、初代ペストリーシェフに就任したのは、東京ヒルトンでも活躍した鷲見真奈美さんです。早朝3時から準備したそうです。

ヒルトン広島 鷲見真奈美ペストリーシェフ
「開業という経験が今回、初めてなので、日々刻々といろいろな状況が変わっていくので、毎日がエキサイティングな日々を送っておりますが、9月1日の開業にはなんとか万全の体制で臨めるようにがんばっております」

福屋のスタッフも興味津々です。

福屋スタッフ
「宝石みたいで、すごくキラキラして、すてきだなと見てました。朝から列ができるんじゃないかと思います」

予想どおり、販売会開始早々、長蛇の列ができました。列の中には視察に訪れた競合するホテルスタッフの姿もありました。
初日のこの日、用意された100個のケーキが1時間で完売という盛況ぶりでした。
新人の中には、系列のホテルで研修を行っている人もいます。

新入社員(ベトナム出身) グエン・ティタオ・ヒエンさん
「開業する前にちょっとニセコの方で勉強させていただいて」
広島が開業前ということで、北海道でフロントの研修を受けているのは、ベトナム出身のグエン・ティタオ・ヒエンさんです。

新人のオリエンテーションでは、こんなことを言っていました。

グエン・ティタオ・ヒエンさん
「実はわたし、きょうまではあまりみんなの前で話せなかったんですよ。外国人でもあるし」
グエンさんは、ベトナムの大学に進学しましたが、日本の文化に興味を持ち、中退。福岡の日本語学校などで4年間学んで、日本で就職する夢を果たしました。

グエン・ティタオ・ヒエンさん
「日本のサービス業っていうのは、おもてなしが一番。わたしの中でも世界で一番だと思っていて」
新人研修を担当した黒木さんもグエンさんに期待しています。

ヒルトン広島 人材開発担当 黒木敬子さん
「ニセコでほかの同期よりも先にチャンスを捕まえて接客するという経験を身に付けて帰ってきてくれるかと思ったら、ものすごく心強いです」

今月末にはおよそ2か月間の研修を終えグエンさんが、広島に戻ってきます。
グエン・ティタオ・ヒエンさん
「落ち込んだり、うまくいかない日もあるんですけれども。同期とチームメンバーとみんなでがんばって支え合って、ヒルトン広島を日本一!目指します」

広島でも新人たちは招待客を招いてのトライアル宿泊で日々、研修に励んでいました。

6月末に配属された部署でそれぞれが開業に向けて成長した姿を見せてくれました。

新入社員 船田萌さん
「お店もでき上がって、やっと実感がわいてきた感じです」
配属先のフローラウンジで、研修で学んだラテアートを披露してもらいました。

新入社員 船田萌さん
「愛情をしっかり込めました。ぜひ」
フロントの裏側では、新人のトレーニングが行われていました。

新人社員 中原翼さん
「チームメンバーのため。お客さまのため。地域のみなさまのため」
日々の業務の中でも時間を作ってヒルトンの基本を徹底的に反復していきます。

小林康秀キャスター
「ここは、予約を取り仕切る部屋です。彼女はどうでしょう?」

コマーシャル・予約担当 寄能美恵さん
「前はたどたどしく言葉を探ろうとしていたことが、すらすらと出てくるようになり、すごくいいなと」

新入社員 石川友喜さん
「ありがとうございます」

― 開業に向けて
「緊張がすごくあります」
― 眠れていますか?
「夜は寝れています」

間もなく新人たちが、ホテルを訪れる人たちを笑顔で迎える日がやってきます。