プール授業の民営化 メリットの一方で課題も…

プール授業の民間委託ですが、財政負担がおよそ年間200万円で、天候リスク回避や教諭の負担軽減などの面でメリットがある一方で課題もあります。

バスでの移動時間も授業時間としてカウントされるため、学校の近くに民間や公営プールがない場合は適用が難しくなります。また受け入れ可能な施設には限りがあり、民間施設の場合は一般の利用もあるので、黄金山小学校の場合は施設の休館日に授業対応してもらっています。

広島市教育委員会は基本的には既存の学校プールを維持・管理しながら、ケースバイケースで民間委託を検討していくとしています。

夏休みのプール開放ですが広島市によりますと市立小学校140校のうちコロナ前は100校程度がプール開放をしていましたが、2024年は12校の実施に留まっています。

保護者などの負担が大きく、監視員が集まらない▽猛暑による暑さ指数の基準超えでプールが実施できない──などが理由として挙げられます。