ひとり暮らしの哲代さん 103歳の冬を前に施設へ…

100歳を超えても尾道市でひとり暮らしを続ける石井哲代さん。20年ほど前に他界した夫・良英さんとの間に子どもはいませんでした。元気いっぱいの103歳ですが、最近は、足を痛めるなど、入院する頻度が増えてきました。

さらに、去年11月、介護老人保健施設に入ることになりました。

ことし1月。2か月ぶりに地域の集まり「仲よしクラブ」に参加するため、一時帰宅することに。

帰宅後、まずは仏壇の夫に話しかけます。

手を合わせる 石井哲代 さん
「失礼ばっかりして申し訳ありません。お父さん、すみませんの。ご無沙汰ばっかり。留守ばっかり。すみません」

その後、仲間の待つ集会所へ…。

”仲よしクラブ” のメンバー
「先生、おはようございます」

石井哲代 さん
「みんな大きいなっとるじゃん」

施設では面会できなかったので、みんなは、哲代さんに会えるのを心待ちにしていました。

”仲よしクラブ” のメンバー
「先生、元気になっちゃったけ、えかったわ」
「みんな、待ちよるんよ」
「先生、向こうで話ができる? 施設の人と」

石井哲代 さん
「スタッフさんがようしてくれてじゃけ。なんで、あっこに行き着いてしもうたんかの」