県警は対策室を発足 交通ルールを周知し取り締まり活動を強化

広島県警 大木晋 交通部長
「 ”自転車小型モビリティ対策室” を発足させました。新たな小型モビリティに対する対策というのが、喫緊の課題となっているというところでございます」
広島県警では、利用者が増えてきている電動キックボードなどに対応するため、「自転車小型モビリティ対策室」を新たに発足させました。
自転車小型モビリティ対策室 宮庄律和 室長
「正しく乗っていただくために交通ルールの周知と、街頭での指導取り締まり活動を強化していくという目的で設置したものでございます」

広島県内では、去年7月1日から先月末までで電動キックボードの交通違反は6件。そのうち1件は、禁止されている “2人乗り” で走行したものです。残りの5件は、車道を走る必要があるのに歩道を走行した “通行区分違反” です。
LUUPなどの電動キックボードは、最高速度が6kmに制限されるモードと、それ以上の速度が出せる2つのモードに切り替えができます。6km以上にスピードが出る状態で歩道を走ると、通行区分違反になります。
自転車小型モビリティ対策室 宮庄律和 室長
「まずは交通ルールをしっかりとまだ理解されていない県民の方もたくさんおられると思いますので、広報啓発をしていきたいと思っております」
少し遠い場所へも楽に移動ができる電動キックボード。利用者1人ひとりがルールを守って安全に使用することが求められます。