早朝には100年続く伝統行事が
そして一夜明けー
今野リポーター
「おはようございます。辺りは真っ暗ですよね、手元の時計で午前5時45分なんですが、何やら今から地域の方が続々と集まる場所があるそうなので、早速行ってみましょう」

小中学校の運動場に続々と集まる島の人たち!これは、島で100年以上続く伝統行事「朝起き会」です。
渡名喜村教育委員会 大城朗教育長
「渡名喜は集落が1か所にありフクギがとても多いということで、明治の終わりか大正のはじめごろから、村の子どもたちが道に出て掃除をするという習慣がすっとあったみたい」
こうした長年の取り組みが全国的に注目され、過去にはテレビCMに起用されています。
現在は週に3回開かれていてこの日は40人近くが参加!早起きは三文の徳ですよね。
参加した児童
「きついけど頑張ったら楽しいです」
Q走るのと早起きどっちが大変ですか?
「早起き、でも毎日続けていくとそれが習慣になるので」
ウォーミングアップを終えたら、島内を掃除していきます。
島民
「良い習慣だと思いますね。ずっと続けてもらいたいですよね、時代の変化と共に変わっていくかもしれませんが」
大城朗 教育長
「子どもたちにとって中学までに身に着けた習慣は一生続けられるものなので、渡名喜島がある限り、島に人がいる限り、こういう良い習慣というのは続けていけたらなと」

数々の“ラッキー”に出会える温もりの海郷(さと)。島の人たちにとって、渡名喜島とは?
漁師
「自然豊かな島だね」
商店の店主
「住めば都で、今はもう渡名喜島に住んでよかったと」
南風原さん
「なくてはならなくて、先輩から受け継いで今後は子や孫に継いでいかないといけないので、とっても私の大事な島だと思っている」
渡名喜村を訪ねると、人や生き物そして自然が共存する小さい島だからこそ出会える唯一無二の“宝”を発見しました。