県が運営する水道管のうち、およそ36%が耐用年数を超えていて、老朽化への対応が必要なことが分かりました。

今月16日にうるま市の県道で発生した導水管から水が漏れ出した事故は、耐用年数40年の管が設置から48年を経過し、老朽化による破損の可能性が指摘されています。

県企業局によると管理する水道管の総延長距離は712.3キロで、そのうち36.8%にあたる、およそ262キロが法律で定めた耐用年数を超えているということです。

また、企業局が独自に定めた設備の更新時期についても29.4%が超過しているということです。

企業局は導水管の取り換え作業に遅れが出ているのは。国からの交付金の減少などが理由だとしていて、引き続き交付金の増額を求めるほか、ことし10月から段階的に引き上げられる水道料金の財源などを活用していきたいとしています。

一方、水漏れが発生しているうるま市の導水管について、企業局はあす復旧方法について協議します。

23日以降の復旧工事によって一般家庭で断水が起こることは無いとしていますが、送水を止めて修繕する必要がある場合、工業用水で断水の恐れがあるということです。