仙台市内ではけさ、住宅の敷地内にクマ2頭が出没し、このうち1頭はカキの木の上にとどまりました。2頭は麻酔銃で眠らせた後駆除されました。

きょう午前6時半頃、仙台市青葉区の住宅で、「カキの木にクマが登っている」と警察に通報がありました。

通報を受けた警察が現場に駆け付けたところ、親子とみられるクマ2頭がカキの木の上にいました。このうち、親グマの手にはイノシシ用のわなのワイヤーが絡まっていて、木から降りることができない状態でした。

記者
「手や足などは固定されているのでしょうか。何か引っかかっているように動けないような様子が見えます」

そして、午後0時50分頃、親グマに麻酔銃が放たれました。

記者
「吹き矢のようなものが命中したクマは、激しくのたうち回っている様子が見えます」

クマは眠ったところを木から落とされ、駆除されました。また、近くにいた子グマも麻酔銃で眠らせた後、駆除されました。

現場は仙台市西部の住宅地で、近くには広瀬川が流れています。

この付近では、おとといも箱わなに子グマがかかり駆除されていて、きょう木にとどまっていたクマはその親グマとみられるということです。