今月9日に行われた南城市議会議員選挙の当選者に12日、当選証書が手渡されました。新たなメンバーでの臨時議会は17日に開かれ、古謝景春市長への不信任決議案が再度可決される見通しです。
12日午前、南城市で開かれた当選証書付与式には当選を果たした20人全員が出席し、1人ひとりに当選証書が手渡されました。
自らのセクハラ問題をめぐり不信任決議を受けた古謝市長が議会を解散したことにより実施された今回の選挙。当選者は異例の選挙戦を振り返りました。
▼宮城秋夫市議
「拮抗している状況の中で、退席することによって可決になるという選択をしたわけですけど、(選挙戦では)なかなかそれが理解してもらえなかった」「(新たな不信任決議案には)しっかりと賛成するという立場であります」「それを訴えて理解していただけたという部分は多々ありましたので、それ(賛成)を通していきます」
▼仲間光枝市議
「南城市をよろしくお願いしますという被害者家族からのメッセージももらっているので、とにかく頑張らなければという気持ちでいます」「何が原因でこんな風に市政が混乱したのか、じゃあどうすればいいのかということにも触れながらしっかりとした内容の決議案にしたいと思います」
前回の不信任決議に反対した1人、西銘幸太市議は、新たな不信任決議案にも反対する考えを示しました。
▼西銘幸太市議
「地域のこと(を代表して)で出てきてるので、市長派とか市長派じゃないとか、そういったことは全く気にしないで(選挙戦)やっていました」「(新たな不信任案への賛否は?)変わらずです。何度も申しているんですが、今の状況が変わらなければ僕も変わらないので(状況が変わらなければ反対?)そうなるんじゃないかと思います」
南城市議会は今月17日に臨時議会を開いて古謝市長に対する不信任決議案を採決する予定で、可決されれば古謝市長は失職となります。
改選後初めての臨時議会が17日に開かれることが決まりました。ここで再度不信任決議案が提出されて可決し、古謝市長は失職する見通しです。その後、50日以内に市長選挙が実施されますが、失職の翌日から数えて1月6日が50日目となります。
選挙の準備期間などを考えると、通常であれば50日の中で一番遠い日曜日、1月4日が候補となりますが、正月三が日が明けてすぐとなってしまいます。
また、その次が12月28日となりますが、ことしは官公庁や多くの企業で仕事納めが26日になるとみられ、年末の休みに重なってしまいます。

南城市選挙管理委員会によりますと、「どちらの日程でも実施は可能」としていますが、「有権者がより1票を投じやすい日程を選ぶ」とも話していて、21日となる可能性も考えられます。
正式な日程は古謝市長の失職後に決定します。








