一条本部長
「今はとにかく(尖閣諸島付近に)4隻いるのが当たり前、領海侵入が月3回くらいなのが当たり前というようなこと」

海上保安庁によりますと、2021年、領海に侵入した中国公船は34件・90隻に上り、今年に入ってからは現時点(6月9日)で9件・30隻の侵入が確認されています。
さらに2021年、中国公船による接続水域内への入域があった日数は332日。2020年も333日となっていてこの2年間はほぼ毎日接続水域内への入域があることが分かります。
こうした状況のなか、一条本部長は10年単位で見た先行きを懸念しています。

一条本部長
「領海侵入がいま2時間ですけども、これが3時間に4時間になる。10年20年30年かけてとうとう24時間領海にいるのが当たり前になるかもしれない。10年も20年もかけてじわじわじわとやっていくと、日本はもちろん国際社会も気が付かない間に何か大変なことになっていると。この状態に慣らされてはいけないんだということで私共日々警戒しているということになります。」