県議会で全会一致での設置が決まった辺野古沖船転覆事故に関する特別委員会をめぐり、自民党の会派が与党の対応に疑問を呈する動画を配信し波紋を広げています。
県議会の野党会派「自民・無所属の会」が15日に配信した動画では、辺野古沖船転覆事故に関する調査特別委員会の設置に至るまでの経緯を説明しながら、与党会派の対応を疑問視しています。
会派の代表を務める島尻忠明県議は「今まで賛同できないとしていたのに、全会一致になったのは今も私はあまりストーンと落ちるのを感じられない」などと発言。
また、副委員長を与党から出すことになった経緯をめぐり、小渡良太郎県議は「何の相談もなく与党だけで決めてきた」「疑問に感じる一幕だった」などとして、与党の対応を疑問視しています。
この動画について与党4会派は16日、緊急で会見を開き、事実と異なる発言をしているとして、自民党に対し動画の削除と発言の撤回を求めました。
山内末子県議:
「議会で決断して決議をしたということは、一番大きな重いものだと思っておりますけど。公明党さんも努力をして、一緒に全会一致をやったということは尊重さえしていただくのが筋じゃないかなというふうに思いますので。議論がないがしろにされているような気がして大変残念に思います」
一方、与野党との調整にあたった中立の公明党の県議は、副委員長の人事をめぐる部分について「事実と違う」としたうえで、委員会の設置が全会一致で決まったことに触れ「相手の顔に泥を塗るようなことをするのはいかがなものか」などと苦言を呈しています。
「自民・無所属の会」の会派長を務める島尻忠明県議は「定例会を終えての振り返りの一つ」であり問題ないとして、発言の撤回や動画の削除には応じないとしています。
辺野古沖船転覆事故に関する特別委員会をめぐっては教育現場への介入についての懸念が払拭されていないなどとして、与党会派は当初反対する方針でした。
しかし、事故の遺族が「会派を超えた合意」での設置を求めたためその意向を尊重し、「政治利用につながらないこと」などを求める付帯決議をつけたうえで、設置に賛成していました。








