宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地の返還合意から12日で30年となります。移 設先とされる名護市辺野古では工事が続いていますが、具体的な返還期日はいまだ見通せていません。

1996年4月12日、日米両政府は普天間基地の返還合意を発表しました。

しかし、移設の条件とされる県内移設に対し沖縄の反発は強く、政府と県との対立が続いています。

政府は辺野古の工事の完了を2036年以降としていて、大浦湾側の軟弱地盤の改良のため海底に7万本あまりのくいを打ち込む工事が進められていますが、これまでの進捗は1割ほどにとどまり、普天間基地の明確な返還期日は不透明なままです。

また建設費用も当初の3500億円から3倍近い9300億円に膨れ上がっており、今後さらに増える見通しです。

宜野湾市の佐喜真市長は10日の会見で、返還が実現されない現状を「極めて遺憾」だとしたうえで、一日も早い全面返還を改めて求めています。