感謝の気持ちを言葉に
卒業を前にした最後の給食も完食した弦さん。その日のうちに、給食室にお礼の手紙を届けました。
執務室を離れていた栄養士さんが戻ると、机にはそっと置かれた手紙が。こう綴られていました。
「ぼくの給食を増やしてほしいというわがままを聞いてくださり、ありがとうございました。おかげで、友達に怒られるくらいたくさん食べることができました。毎日給食が楽しみでした… ぼくたちが卒業しても、在校生に笑顔をとどけ続けてください。今まで本当にありがとうございました」
自分たちが卒業した後の在校生へも思いを向けた手紙。給食のありがたさを心から感じているからこそ表せた気持ちでした。
弦さんが進む中学校の給食は、識名小学校のような単独校ではなく、給食センターから配食されます。
それでも、心も体も成長した弦さんのこと。相手の顔が見えなくても、食べることの喜びも作る人への敬意も忘れずに、これからも美味しい給食を平らげてくれそうです。
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弦さんを毎日笑顔にしてくれた識名小学校の給食。卒業した弦さんに代わって来年度からは、母親の愛さんが、給食室のメンバーとして “入学” することが決まっているそうです。息子が託した「在校生に笑顔をとどける」仕事を担います。(取材 久田友也)








