スポハラ受けた選手 指導者として加害側に

筆者が日ごろスポーツ取材を重ねていると、有識者の多くが口にする言葉がある。
「選手時代にハラスメントを受けた被害者が、指導者になって次は加害者になる」というものだ。谷口さんの見解も、こうした見方と重なっている。

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「大人の皆さんも傷を負っている、ということを認識した方がいいと思います。(指導者が)自分が今あるのは、あの時先生が泣きながら殴ってくれたからだと思っている。暴力が内面化している方が多い。その人の横に立って、おかしいことはおかしいと言える人を増やしていかなきゃいけない」