「ハラスメントが起こるというのは、暴力と同じで “構造の問題” なんです。その人がハラスメントを起こしてもいいと思った『構造、土壌、文化』がそこには存在しています」

「子どもをスポハラから守る」と題した講演会で訴えたのは、法学者の谷口真由美さん。

人権や政治をはじめとする社会問題を、“大阪のおばちゃん目線” で鋭く突っ込むコメンテーターとしての顔も持つが、ラグビー新リーグ「リーグワン」の立ち上げに携わるなどスポーツにも造詣が深い。

谷口さんは子どもの「人権」の視点から講演した

2024年に立ち上げたスポーツハラスメントZERO協会では代表理事を務め、「スポーツハラスメントZERO検定」といった学びの場を提供するほか、不適切指導をした人への復帰支援なども行っている。

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