自らのセクハラ問題をめぐる不信任決議を受けて市議会に解散を通知した、沖縄・南城市の古謝景春市長。6日午前、市議会の中村直哉議長に解散を通知する文書を手渡した後、わずか1分あまり取材に応じました。記者団との質疑応答全文を紹介します。

古謝市長
みなさん、こんにちは。本日、地方自治法第187条第一項の規定に基づき、市議会を解散いたしました。議会を解散した理由につきまして、ご説明をいたします。

私はこれまで、第三者委員会において、認定されたハラスメントの一部を一貫して否定してきました。それにもかかわらず、議会では市政の混乱を理由に不信任決議が可決されたことは大変不本意であり、私がこのまま辞職をすると、これまで否定してきた事案までも、事実として認めることになると判断したことから、辞職はせずに、議会を解散する決断をいたしました。

――辞職をするのが筋ではないでしょうか。

古謝市長 辞職はしません!

――なんで?
古謝市長 やってないからです。

――認めていないことが事実になるというのは、具体的にどういったこと?
古謝市長 はい、あの、1つとしたというかも、全部やってないです。

――全部やってない?
古謝市長 それはあの、どこかでわかりますから。

――なぜ議員(議会)を解散するんです?なぜ解散するんですか?
古謝市長 ・・・

古謝市長は自身の問題について「市議会解散」で信を問う理由を説明しないまま取材対応を打ち切り、そのまま市役所を後にしました。