糸満市内の公園整備をめぐる贈収賄事件で那覇地検は1日、業者に便宜を図る見返りに冷蔵庫とエアコンを受け取ったなどとして、糸満市の職員の男を収賄の罪で起訴しました。

起訴状などによりますと、糸満市職員の上原千尋被告は、去年7月と今年3月の2回、糸満市の公園に設置する遊具の更新業務に関して、業者が特約店を結ぶメーカーの遊具が採用されるよう便宜を図った見返りに、約18万円の冷蔵庫や5万5000円のエアコンなどを受け取った罪に問われています。

業者側の知念邦雄被告も贈賄の罪で起訴されています。

検察は2人の認否を明らかにしていません。

また、県は知念被告が代表取締役を務める邦栄商事について、1日から来年の6月30日まで、県発注のすべての建設工事での指名を停止すると発表しました。