敬老の日の15日、今年度新たに100歳を迎えるお年寄りの自宅を那覇市の知念市長が訪問し長寿を祝いました。

学生時代に学び、今も趣味として弾き続けているというピアノを披露したのは、那覇市若狭に住む上原史子さんです。

来年1月に100歳を迎える上原さんは、5人きょうだいの末っ子として育ち、白梅第二高等女学校を卒業、沖縄戦では多くの友人や家族を失いました。



▼上原史子さん(99)
「私1人生き残ったので、当時は1人生き残るよりはみんなと一緒に死んだ方がよかったと後悔もありましたけど、こうして100歳を迎えるまでになって、今はすごく楽しいです」

今では4人の子どもと7人の孫、9人のひ孫に恵まれ、ピアノのほかにもバイオリンやウクレレなど新しい楽器にも挑戦する上原さん。長寿の秘訣は「趣味を多く持つこと」だということです。