県が緊急時以外の民間港の使用自粛を求める中、10日午後、米軍の戦闘艇2隻が石垣港に入港しました。
10日午後5時すぎ、米海軍の戦闘艇「コンバタント・クラフト・アサルト」2隻と海上自衛隊の特別機動船2隻が石垣港に入りました。
「コンバタント・クラフト・アサルト」は米海軍の高速小型艇で、中距離の海上阻止作戦や特殊部隊の投入や回収に使われるものです。
石垣市によりますと、米軍から事前に申請された使用目的は「通常入港」となっていますが、防衛省によりますと今月5日に始まった日米による「長距離洋上機動訓練」に使用するためで、燃料の補給を経て出港するということです。
また今回の訓練は、11日から始まる日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」とは関連していないとしています。
県は沖縄防衛局や在沖アメリカ総領事館などに対し、緊急時以外の民間港の使用を自粛するよう求めていて、10日は入港に抗議する市民らが戦闘艇に乗り込み警察が対応するなど一時騒然としました。