30日午前8時25分頃、カムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の地震があり、日本の太平洋沿岸を中心に津波警報が発表され、午後2時現在、沖縄にも津波注意報が出ています。

午後2時3分に沖縄市の中城湾港で、午後3時26分に宮古島市の平良で、午後3時42分に南大東村の南大東漁港でそれぞれ10センチの津波が観測されました。

県内各地の津波到達予想時刻です。沖縄本島地方は午後1時に1メートル、大東島地方は午後0時半に1メートル、宮古島・八重山地方は午後1時半に1メートルの津波が到達する予想となっています。

津波による被害のおそれがあります。沿岸部や川沿いにいる人は海を見に行ったりはせず、高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。

30日午前、宜野湾市の森川公園には津波注意報の発表を受け近隣の住民らが不安そうな様子で避難していました。

▼上江洲記者
「宜野湾市の嘉数高台公園です。津波注意報が発表されて15分ほどが経ちましたが、普段と特別変わった様子はありません」

家族9人で避難
「サイレンで気づいて、家族みんな拾って、こっちに避難してきました。注意報だけど、訓練がてら避難しないと危ないですね」

那覇市久米にある沖縄福祉保育専門学校には近隣の学童に通う児童や周辺住民など約150人が避難しました。

▼学童指導員
「いま波がいま多分、このくらい。それが大きいのか小さいのかもわからないから、ここに避難している、安全な場所に」

那覇市松山の津波避難ビルでは―。

▼孫と避難した男性
「(避難は)初めてです、こういうことは。何がなんだかわけわからん」

津波避難ビル 知念館長
「津波避難ビルの近くの住民、それから観光客の方が避難できています。今は気分不良が無いかとか、落ち着いて安全に誘導しているところです」

津波避難ビル 知念館長

津波注意報の発表を受け、県内各地で観光客や住民らが高台や津波避難ビルなどに避難する様子がみられています。