それでは、溺れている人を発見した際はどうすれば良いのでしょうか。

一般社団法人UITEMATE・仲村翔代表理事:
「溺れている人を助けるために、飛び込んだ人が亡くなるというケースが全国的に発生している」
「体ひとつで泳いで助けにいくというのは非常に難しいから、絶対にやらないでください」

ライフジャケットなどを着用せずに、身ひとつで水に飛び込むことは、救助する人の命も危険にさらされる可能性があります。

「周囲にいる人に119番通報してもらう。あとは、沈んでいる人が見えなくならないように、しっかり見ておく。そして声をかける」
「ペットボトルやクーラーボックスなど、身近にある浮くものを投げて、絶対に自分自身が飛び込んで助けようとしない」

「浮いてまつ」のは最後の手段です。

海上保安庁や救命士の仲村翔さんは水難事故に遭わないためにこちら3点を呼びかけています。

マリンレジャーを楽しむ際は、水に沈まないために浮力のあるライフジャケットを
着用すること、そして出かける前に天気予報を確認して、海や川が荒れている時、荒れる可能性がある時は泳がない。

また、緊急時に助けを求められるよう、海や川に出かける際は携帯電話を持ち歩き、連絡手段を確保することなどが水難事故の防止につながります。

マリンレジャーの機会が増える夏、事故防止策を確認して安全に楽しんでください。