去年、約6割のサンゴが白化した久米島のサンゴ養殖場で、一斉にサンゴが産卵する幻想的な映像が撮影されました。
こちらは14日午後7時半ごろ、久米島の島尻湾内にあるサンゴの養殖場で撮影された映像です。
サンゴの種類はウスエダミドリイシ。直径約1ミリの「バンドル」と呼ばれる卵を40分程かけて放出しています。
映像を撮影した「久米島サンゴ養殖部会」によると、サンゴは高温に弱く、去年は養殖場の約6割が白化して死滅したということです。
▼久米島サンゴ養殖部会 伊関亜里砂 会長
「産卵して本当に良かったという安心感。込み上げてくるものが今年は特にありました。言葉もでない、ちょっと震えた、そんな感じでした」
伊関さんは「今後も養殖を継続して海を見守っていきたい」と話していました。