球児の夏がまもなくやってきます。全国高校野球選手権、1枚の夏の甲子園切符をかけた沖縄大会の組み合わせ抽選会が行われました。
3日午後、北中城村で行われた組み合わせ抽選会。春のセンバツ甲子園に出場した沖縄尚学やエナジックスポーツなど、集大成の夏に、甲子園出場を目指す各校のキャプテンや監督たちが一堂に介しました。
挨拶にたった県高野連の眞榮田義光会長は部活動における暴力・暴言・ハラスメントの根絶を目指す「沖縄部活動メッセージ2023」を紹介したのち、緊張した面持ちの選手たちを激励。その後、各校のキャプテンがくじをひき、注目の組み合わせが決まり ました。
激戦が予想されるAブロック。糸満とウェルネスがいきなり激突します。首里や具志川商業、豊見城などがひしめき合う中、春夏連続の甲子園を狙う沖縄尚学は序盤から力が試されそうです。
Bブロック。去年優勝の第4シード興南は前原・普天間の勝者と初戦を戦います。
春の大会ベスト4のコザ、秋の大会ベスト8の八重山商工も虎視眈々と上位を狙います。
第2シードのセンバツ出場校、エナジックスポーツは初めての夏の甲子園出場を目指します。読谷対中部商業は1回戦の好カード。名護対北山の北部対決にも注目です。
最後にDブロックは春の大会を制し、24年ぶりの夏の頂点を目指す、宜野座が中心。久米島、宮古、八重山農林といった離島勢も、夏の主役を狙っています。
▼真喜志拓斗 主将(沖縄尚学)
「最後の夏ということで、色々な高校が本気で戦ってくると思いますが、しっかり自分たちの野球をして、本気で戦って絶対に勝ちたいです」
▼砂川誠吾 主将(エナジックスポーツ高等学院)
「いよいよ最後の夏の大会が始まるなという感じです。全国優勝できるメンバーだと思っているので、そのメンバーともう一度甲子園で優勝を目指して頑張りたい」
また、選手宣誓は小禄高校の新崎康楠選手が務めます。大会は今月14日に開会式が行われ、順調に日程が進めば来月13日に、夏の甲子園出場校が決まります。