名護東道路を本部町まで延伸する計画について、国は自動車専用の「全線バイパス」とする方針を決めました。

名護東道路は、沖縄自動車道の許田インターチェンジ付近と名護市伊差川を結ぶ国道58号のバイパスで、国は本部町まで延伸する計画です。

沖縄総合事務局によりますと、今後延伸されるのは名護市の伊差川インターチェンジから本部町浦崎交差点までのおよそ14キロで、周辺にはことし7月にオープン予定の「ジャングリア沖縄」や海洋博公園があります。

一部をバイパスとし既存の道路を拡幅する案もありましたが、沖縄総合事務局は自動車専用で片側1車線の「全線バイパス」とすることや、新たに4か所のインターチェンジを設置する方針を決めました。

事業費は700億円から800億円にのぼり、バイパスと道路の拡幅を組み合わせる案より100億円ほど高くなりますが、交通渋滞の緩和が見込まれるなどと判断しました。

沖縄総合事務局は今後2年から4年かけ環境アセスメント調査を進め、その後事業に着手してから供用開始までに10年から20年かかると見込んでいます。