来年秋の完成に向けて着々と進められている首里城正殿の再建工事。正殿正面の唐破風を装飾する木彫刻が24日、搬入され、報道陣に公開されました。
首里城正殿内に搬入されたのは、正殿正面の中央を飾る「唐破風妻飾(からはふつまかざり)」などの木彫刻です。
「唐破風妻飾」は富山県の職人が約8か月かけて彫刻したもので、素材には奈良県産の国産ヒノキが使用されています。火焔宝珠(かえんほうじゅ)を中心に対となる龍などによって構成されています。
▼彫刻士・砂田清定さん
「この後は漆や、色々な方の作業にかかってくると思うので、その方たちに良い条件でバトンタッチしたいということで、最後まで手を抜かずにやった」
「唐破風妻飾」は今後、色付け作業に移り早ければことし4月に正殿に取りつけられて仕上げ作業が行われる予定です。
