海外からの直行便が再開するなど、少しずつ海外からの観光客が戻りつつある中、県ホテル協会はインバウンドへの対応力をあげる研修を行い、ホテルの従業員ら15人が英語の対応や翻訳アプリの使い方を学びました。

フロント業務に従事するスタッフ
「(相手の言葉を)聞き取れないことが多く、申し訳ないと思いながら謝ってというのがほとんどだったので、今回の研修を通してあらためて勉強になった」


ロビー係を担当するスタッフ
「僕は個人的には沖縄の文化が一番、沖縄の観光の目玉だと思っているので、それこそ音楽、琉歌などそういったものをもっとご案内できたらなとすごく思う」

沖縄県ホテル協会 嘉手苅孝夫 事務総長
「お客様が多い頃には、中々、日常の仕事が忙しくて、そういった準備もできない状況だったが、逆にこの時期(コロナ禍)を生かしてしっかりと沖縄観光の特にインバウンドに対するレベルを向上させようと、そういういい機会だと捉えて、研修を実施させてもらいたい」

政府は早ければ今月中にもGO TO トラベルに代わる旅行支援を開始する方向で、1日あたり5万人という入国数の上限も来月に撤廃する方向で調整しています。

少しずつ観光、旅行の空気感が戻りつつある今、コロナ禍前よりも評価され、選ばれるために、県内の観光業界に携わる人たちの挑戦が始まっています。