名護市で演説をスタートさせた、屋良さん。

▽立憲民主党公認・屋良朝博候補
「自分勝手な解散を許さない、自分勝手な政治を許さない、古い政治を打ち破っていくことこそ、今回の選挙の大きな大きな焦点になるはずです」

屋良さんの第一声をAIで可視化してみると。争点を自民党の裏金問題などととらえ政治改革を強く訴えているのがわかります。

「大きな負担をかかえている沖縄、小さな島で。(普天間から辺野古へ)たった30キロあまりを動かして、沖縄の基地負担軽減だと政府は言っている。これはまやかしでしかない、嘘つきです」

「もっと抜本的に沖縄の負担はどういうことなのか、解決するにはどうするべきか議論しないといけない」

普天間基地の辺野古移設に反対の立場を明確に示したうえで、基地負担の軽減や日米地位協定の改定を訴えています。

▽立憲民主党公認・屋良朝博候補
「沖縄の未来っていうのは、今の延長線上でいくと、所得ばっかり低くて、そこそこの島は儲かってるけども、儲けは全部本土にいっちゃう。というふうな状況がずっとあるっていうのはね、これも変えていかないといけない」

屋良さんはこのほか、■県民所得の向上■生活コストを下げた物価高対策■子どもの貧困対策■鉄軌道の導入などの政策を掲げています。


▽自民党公認・島尻安伊子候補
「石破総理は地方創生予算を倍増するとおっしゃっております。この流れを沖縄第3選挙区に持ってくる」

沖縄市で演説をスタートさせた、島尻さん。

島尻さんの発言をAIで可視化してみると、貧困や交通政策などを強く訴えているのが分かります。

▽自民党公認・島尻安伊子候補
「(争点は)沖縄の経済をどう強くしていくのか。喫緊の課題は物価高に対応していくということだと思っております」

島尻さんは争点を経済対策だとしたうえで、若年妊産婦への支援や子どもの貧困対策を強調しています。

「私の最大のテーマは子どもの夢が叶う沖縄を作りたいということで、これまでもやらせていただいています」「(子どもの貧困対策は)過去3年で新たな課題も見えてまいりましたので、私的には、“沖縄の子どもの貧困対策2.0”のようなですね、また内容についてもバージョンアップして総合的にやっていきたい」

島尻さんは、辺野古移設は容認の立場で、このほか政策にはインフラ整備や基地返還後の跡地利用、北部テーマパーク、ジャングリアの開業支援などを掲げています。

一方、参政党・新人の新城司さんは第一次産業の発展や北部地域の振興また党が掲げる子ども1人あたり10万円の給付の実現を訴えています。

自公の議席維持か、オール沖縄の奪還か。県内の主要選挙の前哨戦とも位置づけられる沖縄3区に、注目が集まります。