公演で披露する1曲「琉球ラプソディ」の終盤に金井は“宮古島の民謡”を忍ばせていると語ったのは、宮古島在住の金井の弟子、新城悦子さんです。
▼新城悦子さん
♪宮古島民謡「根間の主」
「これがラプソディよ、最後の部分、カナガマ ヤウドゥ ドゥヌスミャ ヤウドゥウ ユウヤナウレ…」
ー宮古の人が聴いたらわかる?
「すぐ、わかりますよ」
金井の人生が、宮城さんによる朗読と音楽で描かれていく今回の公演。

▼金井喜久子プロジェクト発起人 宮城さつきさん
「この土地で生まれてこの土地で感じた思いがあって、だからこそ生まれた音楽だと思うんですね」
「きっと宮古の方にとっては馴染みのある曲が、『あっ、ここだ!』とわかる部分がいっぱいある。本島で上演するときとはまた違って、より島の人たちに楽しんでもらえる舞台になると確信しました」
沖縄のメロディーを世界のメロディーに発展させたいと願い、沖縄の文化と音楽を発信していた金井。

宮古島の民謡はどんな形で「琉球ラプソディ」に組み込まれているのか。それは来月の公演でのお楽しみに。舞台「金井喜久子物語」は、来月20日に開催されます。(取材 下地麗子)