沖縄の地価上昇率は全国トップクラス
県内外の富裕層による投資や移住希望者も多く、住宅需要が増えている一方、沖縄の限られた土地の供給は限定的で、かつてない“不動産バブル”と言える状況が続いています。
▽県不動産鑑定士協会 高平光一会長
「土地がないですね。もう。沖縄県の皆さんにとって土地は大事ですからなかなか売りに出さないというのもあるんですけれども、良好な土地がなくなってきた、というのは背景にあると思います」

「供給がないのでどうしても、たまに出ると非常に高額になりがちだというところはあるのと、あとやはり県外の移住者を含めた県外資本とか、県外の方の需要が大きくなっているのも背景にあるかと思います」
県外の富裕層が価格を引き上げ「億ションもすぐ売れる」
県不動産鑑定士協会が半年に1回発表している不動産DI(市況を示す指数)によると、宅地・マンションとも、全エリアで8割を超える事業者が、移住者や県外参加者の影響を指摘していて、所得の高い県外の購入者が、価格を引き上げている状況が表れています。

沖縄の住宅需要は引き続き高止まりすると見込まれるなか、先月には日銀が政策金利の引き上げを決定。今後は、住宅ローンの金利上昇といった影響も予想されていて、県民には“将来不安”が広がっています。