ヘリが墜落した現場では13日、普天間基地の閉鎖を求めるとともに平和の尊さを考える集会が開かれました。
▽現場リポート・松原康太
「米軍のヘリコプター墜落によって燃え残ったアカギの木は、事故を語り継ぐモニュメントとして残されています。ちょうど20年経ったきょう、ここでは集会が開かれています」
集会では、学生たちが沖縄が抱える基地の過重負担などの問題や平和への考えを訴えました。

▽沖縄国際大学3年・儀保裕一朗
「国防のためには本当にここまでの規模の基地が沖縄に存在しなければならないのか、なぜ本土ではなく沖縄なのかと疑問に思います」
その最中にも学校の上空を米軍機が飛行し、参加者は20年経った今も変わらない現状を目の当たりにしました。
▽当時の学生(39)
「もう20年経って、正直言って変わらない現状がありますし、知らない世代に知っている側として伝えていかないと忘れ去られてしまう可能性があるんじゃないなかなというのは感じます」
沖縄国際大学は普天間基地の閉鎖・撤去と飛行の停止を求める文書を政府や米軍などに提出する予定です。