沖縄のアナウンサー、ラジオパーソナリティとして活躍する狩俣倫太郎さん。2023年の夏、脳梗塞による失語症を発症した。アナウンサーという職業にありながら、言葉を発せられない症状に陥った彼が、どのようにして言葉を取り戻し、再びマイクの前に立つまでに至ったのか。その壮絶なリハビリの日々を追った。(本記事は、2026年1月公開の記事を「失語症の日」の4月25日に合わせて再構成したものです)
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「死んでいたかも」 深夜に突然の異変
2023年の夏のある夜、狩俣さんは友人との食事を終えて帰宅し、シャワーを浴びていた。その瞬間、異変が訪れた。
狩俣倫太郎さん(以降、狩俣):
「(側に)パートナーがいたんですけれど、そのままそのパートナーに倒れていきました。何か嫌な感じがして僕を起こそうとしたらしいですね。ですけど、僕は全然起きませんでした」
救急車が呼ばれ、那覇市立病院へ搬送された。狩俣さん自身、その時の記憶はほとんどない。ただ、後から振り返れば「迅速な判断がなかったら、死んでいた」と語るほど、生死を分ける瞬間だった。











