海外で新型コロナウイルスに感染し、帰国が難しくなる事例が県内でも確認されています。フィリピンで陽性となった那覇市の男子高校生に、異国の地での療養や困ったことについて聞きました。

男子高校生
「ワンルームですね。レンジと冷蔵庫ちゃんと完備されていますね。あんまり広いとは言えないですけど最低限暮らせるみたいな。」


那覇市に住む男子高校生は留学する前に現地を視察しようと先月27日から3週間滞在する予定でフィリピンを訪れました。

しかし滞在中に発熱があり現地の医療機関でPCR検査を受けたところ陽性が判明し
1週間隔離され、療養することになりました。



男子高校生
「バランガイという地方自治団体から電話が来るまでは宿泊先にいてと言われて、8月15日まで待ってその日もずっと待っていたんですけど(連絡が)来なくて」

連絡が無いまま隔離期間の1週間が経過。その後、帰国のために再度PCR検査を受けましたが、またしても結果は陽性だったため結局この高校生は予定より1週間遅れて帰国することになりました。


異国の地での感染。知り合いの助けがなければ帰国することも難しかったのではと感じています。

「今回僕は(知り合いの)フィリピンの人に付き添ってもらって、バックアップしてくれて日本に帰れる状況を作り出せたんですけど、これが観光客だととっても厳しい状況になるので事前に調べすぎていて損はないです。」

外務省は新型コロナウイルスをめぐる各国の対応策は流動的であるとして、海外へ渡航する際は事前に当局のホームページや各国大使館への確認を行うよう呼び掛けています。