【進入立坑→第3坑道】
県が調査のために掘った進入ルートから壕の中へ入る。調査用の仮設の階段の先が第3坑道だ。
▽壕の保守点検業者
「これは当時のものだとは思うが、瓶。ビール瓶や一升瓶」
ビール瓶には、“ダイニッポン・ブルワリー”の文字があった。
▽壕の保守点検業者
「この通路のどこかにかつての牛島司令官室があったといわれているが、空間がつくられていたと思われます」
【第3坑道→第2坑道へ】
第2坑道と交差する箇所の手前、米軍の資料には司令長官室があったとされている箇所だが、左右にその形跡はない。第2坑道に進入しようとしたとき―
▽壕の保守点検業者とカメラマン
「(先は)ちょっと坂になっているので。あそこまで行こうとすると、水没しちゃう」
「足元が見えないところを歩くのも結構不安だと思っていて。カメラごと倒れそうな気がして」
▽映像を見た瀬名波榮喜さん
「そうそう。こういう状況でした。(補強を)今のうちに何とかしてもらわないと。これは保存公開が危ないのではないか」
日付変わって、5月12日。再びカメラが入った。