沖縄戦の集団自決をめぐる高校の歴史教科書の問題に尽力した玉寄哲永(たまよせ・てつえい)さんが、今月8日に亡くなりました。91歳でした。
▼2007年の県民大会で玉寄哲永氏
「文部科学省の嘘の証言を」「沖縄県民130万人の力で一蹴しようじゃありませんか」
玉寄さんは2007年、沖縄戦における軍の命令による集団自決の記述を削除した文部科学省の高校歴史教科書の検定意見について、その撤回を求める県民大会の副委員長を務めるなど、歴史教科書問題の解決に向けて尽力しました。

また自らの戦争体験を通して、子どもたちに沖縄戦の実相を伝えようと取り組みました。関係者によりますと、病気療養中のところ今月8日、息を引き取ったということです。91歳でした。
葬儀はすでに家族で済ませていて、玉寄さんの活動を引き継ぐメンバーらが、偲ぶ会の開催を検討しているということです。








