小林製薬の「紅麹の成分を含むサプリメント」を摂取していた人が、健康被害を訴えている問題で、県内でも紅麹の原料を使用している商品が自主回収となるなど影響が広がっています。

この問題は小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人が腎疾患などの症状を発症しているものです。

小林製薬は紅麹の原料を国内外の食品メーカーなど52社に供給していて、全国で自主回収が進んでいます。

このうち県内では、浦添市の海洋食品が「豆腐よう」6商品の自主回収をホームページで発表しています。

海洋食品の担当者は、健康被害が疑われているものとは違う紅麹原料を使用しているものの「消費者の安心と安全を最優先として、自主回収を進めていく」とコメントしています。

また、外食事業などを営む糸満市のJCCが自社商品「首里天桜豆腐よう」の自主回収を発表しているほか、西原町の南島酒販は主に県外向けに販売している「紅麹百年酢」について飲まないよう呼びかけています。

いずれの商品も、健康被害が疑われているものとは違う紅麹原料を使用しているということです。

県によりますとこれまでのところ県内ではこの「紅麹」に関連する健康被害の報告は無いということです。