県内のダムの貯水率低下を受け、県はPFASが検出されている比謝川からの取水を28日にも再開する見込みだと発表しました。

県内では去年9月からの少雨傾向でダムの貯水率の低下が続き、国や県が管理する県内11のダムの貯水率は2月28日にも、過去10年の最低値だった44.3%を下回る見込みです。
こうした状況を受け、県企業局は有機フッ素化合物=PFASが検出されたため取水を止めている比謝川からの取水を28日にも再開すると発表しました。

取水再開後の水道水のPFAS濃度について県は、現在稼働している活性炭によるろ過で、国の暫定目標値を大幅に下回るまで除去できると説明しています。
一方、節水の呼びかけにも関わらず貯水率低下のペースは改善しておらず、県は今後、貯水率がさらに低下した場合は、給水制限の検討に入る可能性があるとしています。