戦時中、学童疎開船・対馬丸で疎開した子どもたちの足跡を追体験した児童が、同級生を前に自らが学んだことや感じたことを発表しました。

自らの追体験を発表したのは、北谷小学校5年生の上間叶葵さんです。
上間さんは去年12月、対馬丸生存者らの疎開先となった宮崎県を訪れ、親元を離れ学童疎開した子どもたちの足跡をたどり、当時を知る人の証言などを聞きました。

上間さんは夜の海で船に乗る体験をした際に真っ暗で何も見えず怖かったことや、初めて家族と離れて過ごし、その大切さを感じたことを伝えました。

児童は
「本当に今がとても幸せなんだなと思いました」
「(昔は)辛かったんだよとみんなに伝えて戦争のない世界にしていきたい」

上間さんはこれからも“ピースメッセンジャー”として、自らの体験について語っていく思いを新たにしていました。