利用者が増える年末年始を前に12日、別府ロープウェイで地震の発生を想定した救助訓練が行われました。

訓練は消防との連携を強化するため別府ロープウェイが毎年実施しているもので、12日の訓練は、地震が発生し食堂から出火した想定で行われました。

職員は初期消火に取り組み消防車を誘導したあと、地震で緊急停止したゴンドラから乗客を救助する訓練も実施しました。参加者はゴンドラ内にある脱出器具を使いマットを敷いた地上に1人ずつ降していきました。

(別府ロープウェイ・吉原稔郎社長)「こういった訓練をすることで問題点と改善点が浮き彫りになってくるので、訓練を積み重ねることが大事だと思う」

別府ロープウェイでは正月三が日でおよそ1万人の利用者を見込んでいて、訓練を通じて安全な運航に取り組むことにしています。