想定を超えた台風などの災害で離島が停電した場合に復旧のための人員や資機材を巡視艇で運ぶ訓練が大分県の姫島村で実施されました。
この訓練は去年2月に結んだ協定に基づき大分海上保安部と九州電力などが実施しました。
九州電力では通常台風が接近した場合、事前に姫島に人員や機材を配置しますが、大規模な被害が出た場合の対応を確認することが目的です。訓練では国東市国見町の竹田津漁港に巡視艇が接岸して、九州電力の人員や資機材を運び入れ、姫島に陸揚げしました。
(大分海上保安部・立道英樹部長)「災害時には我々にしかできないような輸送だと思っていますので、需要に応じてしっかりと対応していきたい」
大分海上保安部ではNTTなどとも協定を結んでいて、県内で住民がいる島について今後も適宜ライフラインの復旧に協力する訓練に取り組みたいとしています。