「インバウンドは日本の文化を共有したがっている」

ツアーの目玉となる交流会の会場は、国の登録有形文化財に指定されている「稲葉家下屋敷」です。通常は飲食ができない上に、普段、人が立ち入れない時間帯にあえてパーティを開きました。

この会の特徴は地元の人たちとの交流です。市内の伝統芸能の獅子舞・祇園囃子の披露と臼杵産の野菜を使った料理や地酒が花を添え、ツアー客は臼杵ならではの特別感に酔いしれていました。

(参加者)「外国人観光客は日本の文化を共有したがっているので、とても良いアイデアだと思う」「すごく楽しかった。臼杵は『う好き』だから、みんな好きになると思う」

(臼杵市産業観光課・桑原友美さん)「とても興味深く体験してもらえたのではと思う。さらにコンテンツに磨きをかけてインバウンドをさらに取り込んでいければ」

臼杵市は今回の実証事業の参加者からヒアリングなどを行い、改善点をまとめることにしていて、来年度中のツアー開始を目指しています。