難病の子が初めての砂場ではじける笑顔
(難病の子を持つ親)「屋外では降りられない、バクタール連合っていう珍しい難病なんですけど。こんなに砂が好きなのかっていうのを初めて知りました」

(車いすの父親)「なかなか一緒に遊ぶのが難しかったので、一緒に遊べるというのがすごく楽しい」
インクルーシブ遊具が注目されるようになったのは、2020年、東京の公園に設置されたのがきっかけです。以来、遊具の新設や改修のタイミングで導入が検討されるようになりました。
(後藤体器・後藤康聡専務)「今度、大分市の大在公園にできる遊具が出荷待ちの状態です」
体験会用に5種類を試作したのが創業76年の遊具メーカー、大分市の後藤体器です。最近は全国からインクルーシブ遊具の問い合わせが急増しているといいます。

(後藤康聡専務)「インクルーシブ要素を入れた公園の要望をいただいてる。どんどん増えていくことが地域にとって良いことであると思います」
後藤体器ではこの分野で先を行く、アメリカやヨーロッパ各国の遊具を参考に製作。体験会を通して改良を続けていく方針です。
(後藤体器・後藤康聡専務)「子どもの笑顔が増えることが豊かな社会につながると思いますので、我々ががんばることで笑顔が増えればいいなと考えています」
国の検討会に参加する専門家は多様な人の中で遊ぶ重要性を強調します。「遊びの価値」と「安全」の視点から「遊び場」にかかわる情報収集や提供などを行っている団体の関係者は…






















