「自助グループ」で安心感と居場所が与えられた
(竹下粧子クリニック・竹下粧子院長)「仲間の方の言葉はちゃんと胸に響いていくことができたり、参加すること自体が仲間の助けになるということがありますので、誰かの助けになっているということも自分の力を増やしていく助けになる」

ももさんも13年前に自助グループと出会い、ギャンブルをやめることにつながりました。
(ギャンブル依存症を経験 ももさん)「自分は借金をしてパチンコをしてダメな人間だなとか、悪い母親だなとか、そういう風に自分ばかり責めていた。自助グループに行くことによって、安心感と居場所が与えられたという感じです」
ネットで手軽にギャンブルが出来るようになったことや、コロナ禍の孤独感などで増加傾向にあるという依存症患者。県では相談窓口を設けていますが、支援につながるのは困っている人のごく一部という課題を抱えています。
10月29日、依存症に悩む人や周囲の人など誰でも参加できるフォーラムが4年ぶりに開催されました。県立看護科学大学の後藤成人さんは家族の支援をテーマに講演しました。
(県立看護科学大学 精神看護学研究室・後藤成人助教)「自分はそうかもしれない。自分の家族はそうかもしれないと感じたときに、まず1歩目としてフォーラムに来てみてちゃんと外とつながっていくということが、何かのヒントになったりしていくのかなと思う」