大分市佐賀関の大規模火災で、火が燃え広がった原因を調べるため、日本火災学会のチームがドローンによる現地調査を開始しました。

今回の火災のデータを収集するため、日本火災学会のチームは16日まで2日間ドローンを使って現地を調査します。山の延焼部分を撮影し、なぜ火が燃え広がったのかなどを調べます。

(日本火山学会・東京大学助教)「どこかで延焼が止まっているわけですが、止まった部分の理由・要素を確認して、どうすれば延焼リスクの少ない町ができるのかなどの知見を出せればいいなと思っています」

今回収集したデータは学会で解析し、復興のために必要なデータを大分市にも提供する予定です。

一方、被災者の仮住まいとなる市営住宅について、16日まで二次募集が行われています。

大分市は被災した住民の仮住まいとして市営住宅を用意し、27世帯の入居が決まっています。ただ、12世帯が入居できなかったことから、15日と16日、希望者の二次募集を行っています。

用意された市営住宅は27戸で決まった場合、12月19日に鍵が渡される予定です。