ギャンブル依存症から抜け出すには
毎週水曜日、大分市内の公民館では、ギャンブル依存症の当事者が参加してミーティングが開催されています。
(参加者)「携帯で100円から賭けられるので、毎日120レースしているわけなので本当にずっと競艇をやっていた」「誰か私をこのパチンコ店から引きずり出してくれないか、なんなら打ってしまう右手を切り落としてくれないかって思いながら苦しいギャンブルをしていた」

参加者は氏名を明かす必要はなく、自身の体験や思いを伝えます。話したことに対して、否定や反論はありません。
(参加者)「勝ったら友達におごってあげるとか、何かいいもの買おうとか大きく大きくみせていた。それはたぶん自分が弱かったからなんだろうなって」「本当にやめられるのかなと思っていたけど、1年・2年・3年ってやめられている今、自分では奇跡」
ミーティングは参加者の心の支えになっています。
(参加者)「自分の話をして分かってもらえているとすごく感じる」「ここに通い続ければギャンブルのない生き方ができるのかなって思って、それを信じてずっと通っている」
当事者の会は「自助グループ」と呼ばれ、依存症の治療法として効果が実証されています。