大雨を一時的に水田に溜める「田んぼダム」について、来年度から県内16の市と町で本格的に事業化を目指すことになりました。
「田んぼダム」は排水桝に専用のせき板を取り付け水田の水位を高めることで、雨水を一時的に溜めて洪水の被害などを減らす取り組みです。
国や自治体、水田の維持管理に関わる団体などが28日、大分市で初めて「田んぼダム」の推進に向けて会合を開きました。県内では昨年度、9地区62.3ヘクタールで「田んぼダム」の実証事業が行われ、雨量の流出量を最大で29パーセント軽減する結果も出ています。
部会では今年度、100ヘクタールで実証事業を続けた上で、来年度には「田んぼダム」の推進方針を策定し、津久見市と姫島村を除く県内16の市と町で本格的な事業化を目指します。